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2026/9/11

お知らせ

第45回日本臨床運動療法学会でPHRを活用した運動療法支援の成果を発表しました

第45回日本臨床運動療法学会にて、「ライフケアコンパス」のPHRアプリを活用した生活習慣病重症化予防の効果検証結果を発表しました。

「第45回日本臨床運動療法学会学術集会」は2026年9月5日に実施され、「ライフケアコンパス」事業責任者・コガソフトウェア株式会社EIMサービス部 部長/関西医科大学 研究員の藤崎 淳矢が「PHRアプリ利用による生活習慣病の重症化予防の効果検証」をテーマに登壇したことをお知らせします。

本発表では、医師による運動療法の推進と、生活習慣病管理支援サービス「ライフケアコンパス」のPHRアプリを用いた運動指示・日々の記録・診察時のフィードバックを組み合わせた取り組みを報告しました。PHR利用群では血液検査値の改善が確認され、PHRと医療機関向け業務支援を一体化することで、診療現場の負担を増やさず運用できたことを紹介しました。

第45回日本臨床運動療法学会学術集会 公式ポスター

発表のポイント

  1. 医師が運動療法を推進し、継続して取り組んだ患者群で血液検査値の改善を確認

  2. 医師からの運動指示と患者の日々の実践記録をつなぐ手段としてPHRを活用

  3. PHRと医療機関向け業務支援を組み合わせ、診療現場の業務負担を増やさず運用

  4. 充実管理加算に必要なデータ作成の負担軽減が、医師のPHR活用を後押し

内科外来の課題は「診察と診察の間」にある

高血圧症、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病では、診察室で療養方針を共有しても、次回受診までの間に患者がどの程度実践できたかを把握しにくいという課題があります。今回の発表では、コガソフトウェア株式会社が提供する生活習慣病管理支援サービス「ライフケアコンパス」を用いて、療養計画をPHRで日常の実践へつなぎ、記録を次回診察での承認・助言に生かす松若医院様(大阪府阪南市)の運用を紹介しました。

生活習慣病患者に対する療養計画書にもとづくPHR記録とフィードバックを実践する運用サイクル

発表で報告した4つの効果

1 運動療法に取り組んだ患者で血液検査値が改善

後方視的観察研究では、PHRアプリを利用し、医師が示した運動量に取り組んだ患者群で、未利用群と比べてLDLコレステロールの改善が確認されました。推奨運動量を達成した群ほど改善幅が大きく、医師が運動療法を勧め、患者の実践を支える意義が示されました。

2 運動の指示と記録にPHRが有効

療養計画に沿った運動指示をPHRアプリで患者へ届け、患者は歩数・血圧・体重・運動実績を日々記録しました。次回診察で医師が記録を確認し、短く具体的に承認・助言することで、指示、実践、記録、振り返りを継続的につなげることができました。

3 医療機関の業務負担を増やさず実施

日々の運動指示と記録はPHRアプリ上で行い、医師は診察時に要点を確認する運用としました。医療機関向けシステムが療養計画書の作成や算定業務を支援するため、医師の日常業務を増やさずに運動療法の継続支援を実施できました。

4 充実管理加算への対応が医師の活用を後押し

令和8年度の充実管理加算では、外来医療等調査に準拠したデータの作成と継続提出が求められます。PHRを含む一連の仕組みで療養計画と患者記録を整理し、データ作成を支援できることは、医師がPHRを活用し、運動療法を継続的に勧める実務上のインセンティブとなりました。

研究結果の解釈:本研究は既存情報を用いた後方視的観察研究であり、PHR利用や運動量と血液検査値の因果関係を確定するものではありません。

制度資料:厚生労働省「令和8年度 外来データ提出加算等に係る説明資料」

学会の概要

学会名

第45回日本臨床運動療法学会学術集会

会期

2026年9月5日(土)~6日(日)

会長

木庭 新治(昭和医科大学医学部 内科学講座 循環器内科学部門)

テーマ

疾患を超えた運動療法 ― 健康な人生のために続けよう

会場

昭和医科大学 上條記念館(東京都品川区旗の台1丁目1番地20)

公式サイト

第45回日本臨床運動療法学会学術集会 公式サイト

登壇概要

日時

2026年9月5日(土)10:05~11:15

セッション

ジョイントセッション2「運動を社会に届ける力:EIM Japanと企業の挑戦」

演題

JS2-2「PHRアプリ利用による生活習慣病の重症化予防の効果検証」

登壇者

藤崎 淳矢(コガソフトウェア株式会社 EIMサービス部 部長/関西医科大学 研究員)

EIM Japanとの連携

EIM Japan ロゴ

コガソフトウェア株式会社は、特定非営利活動法人EIM Japanの公式パートナー企業として、Exercise is Medicine(EIM)の理念に基づく運動療法の社会実装を推進しています。今回の発表も、医師による運動療法の推進をPHRで支え、患者の健康改善と医療現場の負担軽減を両立する取り組みの一環です。