東京都板橋区
いたばし・ハートクリニック
院長 原田 忠宜 様
2026/8/28 07:30
「どういう順番でやればデータ提出までたどり着けるか」という最短ルートを明確に提示してくれた
【施設概要】
医療機関名: いたばし・ハートクリニック(東京都板橋区)
診療科 : 内科・循環器内科・心臓リハビリテーション
規模 : 生活習慣病管理料算定者数 約500名(月間)
内科・循環器内科をメインとし、心臓リハビリテーションにも力を入れている同院が、令和8年度診療報酬改定にあわせてコガソフトウェアの「ライフケアコンパス」を導入しました。原田院長にお話を伺います。クリニックについて
――まずはいたばし・ハートクリニック様について簡単にご紹介いただけますか。
原田先生 東京都板橋区、板橋駅のすぐそばで2018年に開業しました。内科・循環器内科をメインに診療しつつ、心臓リハビリテーションにも力を入れているクリニックです。患者さんの再入院予防と、心不全の管理というところに取り組んでいます。
――生活習慣病の患者さんも多くいらっしゃるのでしょうか。
原田先生 循環器の病気というのは、生活習慣病に直結している疾患になります。ですので、血圧、コレステロール、糖尿病といった、いわゆる生活習慣病の患者さんが、一般診療の半分くらいを占めている状態です。
一度は断念した、データ作成の壁
――充実管理加算の前身である外来データ提出加算の頃から、算定は検討されていたのでしょうか。
原田先生 外来データ提出加算(現 充実管理加算)が設けられた際に、クリニックとして導入を考えていました。当院はリハビリもやっていますので、リハビリにおけるデータ提出の加算も併せて算定できるのではないかという考えもあり、何をデータとして提出すればいいかを調べ始めました。
――実際に調べてみて、いかがでしたか。
原田先生 当時は電子カルテメーカさんにも手伝ってもらいながら調査を進めたのですが、提出しなければならないデータがあまりにも膨大で、、、
これは自分でやるのはもう無理だなということで、一旦断念をしました。
外来データ提出加算(現 充実管理加算)を算定していたクリニックの少なさも、おそらくここに理由があるのではないかと思います。
「順番が分かる」ことの価値
――実際に「ライフケアコンパス」を利用されて、どのあたりに価値を感じられていますか。
原田先生 一番よかったのが、どういう順番でデータ作成を進めて提出までたどり着くのかということをちゃんと教えていただけたということです。
自分だけでやっていたら、「これはどうすればいいんだろう」という疑問が出てきても、それを解消できないまま進めることになります。スピード感としても遠回りになってしまうと思うんですよね。そこを最短のルートでデータ提出まで導いていただけているというのが、まずありがたいところです。
――使ってみて良かったと感じられた点は、ほかにもありますか。
原田先生 データ作成作業において、事務作業を1人に集中させないという設計になっているんですよね。外来診療の合間に私が打ち込む作業や、それを統合して事務スタッフがやる作業という形で分かれています。
1人だけが重荷を背負ってやるのではなく、チームのみんなでデータ作成をしているようなイメージが持てるところもいいなと感じました。
データ作成を通じて見えてきたこと
――データ作成される中で、何か気づかれたことはありますか。
原田先生 今まさにデータ作成を進めている中で、患者様の「要介護度」の把握が足りていなかったなと思うことがありました。
当院以外の先生のところで主治医意見書をもらって介護認定を受けている患者さんが実は結構いらっしゃって、その方たちの要介護度を私はまったく把握できていなかったんです。
データ提出をきっかけに「要介護度はございますか」と会話の中で聞き取りを始めたわけですが、そこから自然と「今どのような介護サービスを使われているのか」といった会話も増えてきました。
そうすると、地域の認知症のサポートをはじめ、必要な支援につないでいくことができるんですよね。生活習慣病の管理を起点にして患者様とのコミュニケーションが増え、それが治療に結びついていく。そういう意味合いでも、この充実管理加算はやる意義があることだと思っています。
――最後に、加算算定を検討されている医療機関へメッセージをお願いします。
原田先生 多くのクリニックで、この充実管理加算を算定しようかどうか迷われていると思います。
まず診療報酬的にも、加算を取ること自体はマイナスには必ずならないですし、ゆくゆくはこの充実管理加算というものが生活習慣病管理料の一部になってくるかもしれません。そしてデータ提出をしっかりやるということが、ひいては患者さんの診療の管理だったり、生活習慣の管理というものにつながっていくということはあると思います。ぜひとも、ご興味を持たれている方は算定をしてみていただければと思います。
その際にはぜひ、このライフケアコンパスというサービスを使って、手伝っていただけるところは手伝ってもらいながら算定ができるようになればいいのかなと思います。私も身近な仲間たちにはお勧めさせていただいています。
――本日は貴重なお話をありがとうございました。
編集後記:
ライフケアコンパスでは、様式7の10の届出から、試行データの作成・提出、様式7の11(施設基準)の届出まで、充実管理加算の算定開始に至る一連の流れを伴走支援しています。
この加算のハードルは、データ作成そのものだけではありません。何をどの順番で進めればいいのか、その全体像が見えにくいこと。そして、やるべきことの数が多いこと。この2つが、多くの医療機関にとってのハードルになっています。
原田先生に挙げていただいた「順番が分かること」と「相談できること」は、まさに私たちが伴走支援で最も大切にしてきた部分でした。そこを評価いただけたことは、大きな励みになりました。